自作の大型薪置き場5シェルフ分、タップリ準備してあると安心してた薪だが、
薪ストーブを24時間炊き続けていたら流石に足りなくなってきた。
やむなく割る暇無く放置したままだった去年の原木の中から
使えそうな物を日々割って使用しながら凌ぐ日々。
春はそこまでなので、あと一息のガマンガマン。
目の前の畑が栽培を辞め、
600坪の野原になってしまったので、
その先にある畑のピンク色のが春によく見えるように
視界の邪魔になっていたナラの木を切る一大決心をした。
もう直径10センチ程に成長した木を伐採するにはチェンソーでないと無理だし
体力的にもかなりの大仕事。危険もあるしなぁ〜と
冬の窓からこれらの木を眺めながらも1日伸ばしにしていたが、
これ以上太くなれば切るのも難しい。
切るなら春になって木が水を吸い上げて成長する前に切ってしまわねばならないし、
もう、スギ花粉の飛来が始まっているので本格的な花粉飛来を前にして
一刻の猶予もならないのだ。
風の穏やかな比較的暖かな日を選んで、いざ決行
ドラム式の延長コードにロングコードを継ぎ足してチェンソー作業に突入。
もう、無理無理!体力的に限界。
これで最後だなぁ〜
2日がかりで16本のコナラの木を伐採して
1人で運べる大きさに切って必死の運搬
切株をよく見ると6年位に見えるが著しい成長ぶりである。
そもそもチェンソー作業、薪作りはカモメさんが担当だったのだもの。
元は一本の木だったのをカモメさんが存命中に切り、
そこから出た芽を亡くなったあともこまめ切っていたけれど
2、3年目を離した隙にノコギリでしか切れない太さになり、
ため息をついている間に一本の切株から2本、3本〜6本と
萌芽更新して林のような様相になってしまったのである。
2日3日と作業が続き筋肉痛も激しいが、
時間が経って木が硬くなってしまってからより
切ってすぐの方が玉切りしやすいので、一気にスライド丸鋸も使っての玉切り
ナラは水分量の多い木なので、更に薪割り機で縦割りに。
ネコ(手動三輪車)でシェルフまで運んで乾燥しやすいように積み上げる。
そういえば、三輪車を何故、ネコって言うんだろうな?
ナラの木は
切っても切っても切株から芽が出て成長する生命力溢れる木なので
邪魔な所に生えていれば厄介な木だけれど、
昔の日本人は持続可能な薪の調達や椎茸の栽培に利用してきた
有用で
サステナブルな木と言える。